家族写真に対する思い

私事ですが、
この夏 とても悲しい出来事がありました。
友人のお子さんが急に亡くなったのです。

ピアノが上手で、
歴史とゲームが大好きで、
ちょっとシャイで、
口数は多くないけれどとっても優しくて、
とっても可愛らしい男の子でした。

彼の成人式、結婚式の写真を
撮るはずだったのに
皮肉なことに、
遺影写真を作ることになってしまいました。

遺影写真を作ることは
私から申し出ました。

なぜかというと
パパママが私の大切な友人であったことは勿論、
私がお子さんと遊んだりする中で
彼に対してシンパシーを感じていたこと、
この悲しみの中で
何か自分に出来ることをしたい
家族の悲しみを減らすことはできないけど
何か関わる形で友人のそばに居たい
という思いが強かったのと、
葬祭屋さんで遺影写真を作ってもらうよりも
私の方がきれいに仕上げられると
思ったからです。
(葬祭屋さん、ゴメンナサイ)

私の父が亡くなった時
遺影写真の選定には苦労しました。
写真が苦手だった父。
唯一、父が気に入っていた写真は
顔の中心に影が入って
真っ黒になっていました。
その写真の影を、葬祭屋さんは
わからないほどに消してくれました。
その当時、私はまだ
カメラの仕事をしていなかったので
「すごい!こんなことができるなんて!」
と感動したのですが、今では
父の遺影写真を見て
「私が作っていたら
もっと自然な修正だったのに・・・」
と思っています。(苦笑)

今回も、遺影写真の選定に
ご家族は苦労されました。
思春期に入ったばかりの男の子。
カメラを向けても照れてしまい
笑顔がうまく作れなかったり、
変顔の写真だったり。

それで、少し前の写真でしたが
一枚だけ、
しっかりとカメラ目線の写真がありました。
その写真を使用することになったのですが
頭がフレームアウト・・・

「この写真で大丈夫かなぁ」
と、お母さんに尋ねられました。
遺影写真では、頭が切れてしまうのはNG。
でも、カメラ目線はこの一枚のみ。
それで、頭のてっぺん部分は
Photoshopを駆使して
違和感の無いように修正(合成)しました。

おかげさまで、ご家族の方にも
喜んで頂くことができました。

とても仲の良い家族で
いろんなところに出かけて
思い出もたくさん、写真もたくさん、
きちんと管理されていました。
そのデータをお借りして
彼の好きだった音楽をBGMにして
写真スライドショーを作り
通夜・葬儀の席で流しました。

まだ幼いお子さんですから
少しでも寂しくないよう
賑やかに送り出してあげたい
列席してくださった方に
彼のことをより思い偲んでもらえたら、と
映像の形にしました。

できればこういう悲しい写真編集作業は
二度としたくないですが・・・

旅立つ彼が寂しくないように・・
その思いはみんな同じだったようで
飾られている花も、葬儀にしては
色鮮やかで可愛らしく賑やかでした。
通夜・葬儀とも、驚くほど多くの列席者でした。

今も彼の祭壇の周りには
多くの写真が飾られており
どれだけの愛情を注いで育てたのか
思いを馳せると胸が潰れそうな思いです。。

とにかく、写真をたくさん撮ってあったので
お借りしたデータやプリントを見ながら
彼の記録、家族の記録を
まるで自分の家族のことのように
追いかけました。

自宅などでの何気ない瞬間。
(家族にしか撮れないような、
素の表情が撮れますよね)

食卓だったり、勉強机の前だったり。
家族の愛情が
ひしひしと伝わってくる写真たち。

卒業式、入学式の朝。
玄関先でちょっと神妙な表情。

家族での旅行
大好きな場所に来れて、普段見せない表情。

思春期に入る前。
カメラに向かって、くったくのない笑顔。

学校での写真は
また雰囲気が違ったり。

仲の良かった兄弟
どれを見ても可愛らしい2ショット。

これでもか、というくらい
写真はあるのですが
いくら見ても、
思い出はつきないものなのだ、と、
写真というのは
いくらあっても多すぎることは無いのだ、と、
改めて思いました。

まだまだご家族の悲しみは癒えないですが
彼はとっても幸せだったに違いない。
写真を見ていると、強く強く、そう思います。

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結婚式の場面でも、よく、
新郎新婦さまを幼い頃から辿るアルバムが
飾られていたりします。
そのアルバムを何度も繰り返し眺める
お母さま。
ワイワイ騒ぎながら見ているお友達。

そんな光景を見ていると
とっても幸せな気持ちになるのです。
そして、披露宴の最後に
ご両親に感謝の気持ちを伝える場面で
家族の歴史を重ね合わせ
より胸が熱くなるのです。

少しでも、家族の写真を残し、
増やしていくお手伝いがしたい。

家族だけだと、
誰かがシャッター係にならないといけないし、
通りすがりの人に頼んだら
ピンボケで残念なことになってしまったり、
セルフタイマーにしたら
誰かが目を瞑っちゃってたりして、
なかなか決まらないんですよね。

だから、私、シャッター押しに行きます。
通りすがりの人に頼む感覚でいいんです。
カメラマンにお願いするからって、
硬くならなくていいんです。
おしゃれしなくてもいいんです。
日常のひとコマが、
あなたにとって、
家族にとって、
かけがえのないものなのです。

たまには、パパママが撮る写真ではなくて
どこかのカメラマンが撮った写真があるのも
変化があっておもしろいでしょ?

そんな思いから、
家族写真をより手軽に
頼みやすいものになるよう
コースと料金設定を考えようと思いました。
近日中に、お知らせしますね。

カメラマンとして、
私に出来ることってなんだろう?
私の使命ってなんだろう?
常に考えていることですが、
今回の悲しい出来事を通して
さらに深く考えさせられました。
そして、何か行動を起こさずには
いられなくなったのです。
これは彼から私へ最後の優しい贈り物だと
思っています。
そんな思いをつたない文章ですが
お伝えさせて頂きました。
長いのに最後までお読み頂き
ありがとうございました。

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